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キュレーションの先にあるもの / “本人発信”の時代という記事に、かなりの反響があった。

本人発信にはさまざまなメリットがある。そのうちのひとつは、発信するほど自分に情報が集まってくることだ。

ブログを毎日更新し始めてもうすぐ2カ月だが、この短期間でも、各所から情報が集まってくるのを実感している。

発信すると情報が集まるしくみ

「A店のラーメンが旨い」とただ思っていても特に何も起きない。しかし、それを外に向けて言うと「それなら絶対B店も好きだから今度行ってみて」と教えてくれる人が出てくるようなものだ。

もちろん、「A店が旨いとか味覚おかしい」などと叩かれるリスクもある。ただ、そのリスクよりは、情報が集まってくるメリットのほうがはるかに大きいだろう。

知らない人もアドバイスをくれる

実際にどんな情報が集まってきたか、いくつか具体例も紹介していく。

例えば、フリーランス事業を法人化してわかったお金のあれこれという記事で、メガバンクの法人向けネットバンキングがいかに小規模法人に向かないかを書いたところ、クラウド会計ソフトを手がける会社の方から(面識なし)、メールをいただいた。

小規模法人におすすめのネットバンキングもありますよというアドバイスで、4つの月額使用料がかからない銀行を教えてもらった。

3つはいわゆるネット銀行で、入出金に手数料がかかるため、正直微妙だった。ただ、残りのひとつ、ゆうちょ銀行は、月5回の振込手数料無料サービス(ゆうちょ銀行間)、メガバンクより安い振込手数料、入出金無料のATM(要は郵便局)と、サブで使うならスペック的には申し分ない。個人への振込には重宝しそうだ。

まだ口座をつくれていないが、気づいた点があれば、使ってみた後に紹介したい。

図録が大きなビジネスだった件

また、出版と展覧会は相性がいいと思っていたらそんな会社が設立されていた件 / 江上英樹氏×草刈大介氏「ブルーシープ」という記事で、漫☆画太郎先生の個展で9000冊本が売れたエピソードを紹介したところ、数十万人が来場する大型展覧会では図録が数万部が売れるという事実を、新聞社の方(知人)が教えてくれた。

展覧会の図録の部数なんて気にしたことがなかったので、地味に衝撃である。これなんかは、弊社の今後のビジネスにも関わってくるかもしれない、貴重な情報だ。

良質な発信には良質な情報が集まる

集まってくる情報は、おそらく発信する情報の質に比例する。

「毎日更新してるけどヒマなんですか?」という声にめげず(ヒマなわけではないのだが……)、今後もできるだけ、誰かに役立つ情報発信を続けていきたい。

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