児童書や教員向け雑誌を刊行する国土社が、7月3日に民事再生法の適用を申請していたことが、東京商工リサーチによって明らかになった。負債総額は3億円とのこと。
少子化などの影響で、売上はピーク時の約12億円と比較して、4分の1にまで減少していた。
栗田出版販売の支払い遅延も倒産の要因
先日の栗田出版販売の倒産による連鎖倒産が懸念されていたが、ITmediaの記事によると、国土社にも351万円の支払いが遅延しており、自力債権を断念するきっかけになった模様。
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栗田出版販売の負債総額は134億円超と巨額で、今後も連鎖倒産が起こる可能性が高い。先日、債権者向けの説明会が行われたが、弁済率に関しては見込みも含めて言及が避けられているようだ。