KADOKAWAとはてなが小説投稿サイト「カクヨム」を2016年2月にオープンすると発表した。すでにサイトはプレオープンし、先行公開&投稿を受け付け開始している。
後発の「カクヨム」が追う3サイト
この分野は「小説家になろう」と「エブリスタ」(ともに月間約10億PV)がリード。出版社が運営している小説投稿サイトとしては「アルファポリス」が上場するまでの成功を収めている。
「アルファポリス」と比較すると、書籍化した際の金銭面(印税率)は「カクヨム」のほうが圧倒的に良さそうだ。なんかこう、ちゃんと刷部数で10%払ってくれそうなイメージ。社長インタビューを読む限り、「アルファポリス」は8%かつ実売印税の模様。
賞金100万円&書籍化確約のコンテストも開催
また、「カクヨム」では総額700万円の小説コンテストも開催。募集中のジャンルはファンタジー、SF、ホラー、現代ドラマ、現代アクション、恋愛・ラブコメ、ミステリーの7つ。各ジャンルの大賞には100万円の賞金が出て、書籍化も確約される。
はてなとの協業により、シェア機能=読者獲得機能にも期待が持てそう。許諾を受けた人気作品の二次創作の投稿を許可しているのも特長だ。ラノベ(小説投稿サイトで一番人気のカテゴリ)で大きなシェアを持つKADOKAWAだけに、ユーザーはある程度流れるのではないだろうか。