(2015年12月25日追記)Amazonの月替りセールで『仕事に使える動画術』のKindle版が紙の書籍の半額(1944円→972円)に。
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ビジネス(PR、マニュアル、ブランディング等)に動画を活用したい人向けの入門書籍、『仕事に使える動画術』(翔泳社)。著者は「東洋経済オンライン」の動画ディレクターなどを務める家子史穂氏と、動画編集ソフトの解説書なども執筆している映像ディレクター・千崎達也氏。
パート1は自由大学「伝わる動画学」がベース
本書は2部構成で、家子氏がYouTubeの活用事例(動画を外注せずに内製しているところのみ)と撮影シナリオづくりを紹介するパート1を、千崎氏が動画撮影&公開の基本と映像編集ソフトの使い方を解説するパート2を担当している。
パート1は、家子氏が教授を担当する講座・自由大学「伝わる動画学」(キュレーターは私が担当)の内容がベース。遠方だったり都合が合わなかったりで、なかなか講座に参加できないという方にもオススメだ。
内製動画は手間とお金をかけずに公開するのが継続するポイント
各事例には、担当者が使っている機材や編集ソフトも掲載されているが、スマホ1台で手軽に撮影している方も多かった。
例えば、下記の「産経オンライン英会話」の動画は、スマホのNexus5で撮影されている(画面キャプチャーは「FreeVideoRecorder」を使用)。初心者がつまずきやすいポイントを実際のレッスン風景とともに紹介しており、無料休眠会員の掘り起こしに役立っているそうだ。
さらに、編集の手間をかけずにできるだけ一発撮りしている方も多く、動画は敷居が高いと思っている方も、本書を読むとやる気が出るのではないだろうか。
ガーデニング専門店「プロトリーフ」では、植物の育て方を紹介する下記のような動画を、一発撮り中心で200本以上公開。無編集による量産が功を奏し、チャンネル登録者数は1万7,000人を超えている。動画を観たといって来店される方も多いとか。
イラストや図を多用したわかりやすいデザイン
「DESIGN QUARTERLY」誌の編集長だった関根康浩氏が手がけた書籍なので、中面のデザインもいい感じに仕上がっている。動画が気になっている人は書店に走ろう(大型本なので、Amazonでポチるのも吉)。