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昔に古本屋をやっていた関係で、自宅には90年代の「ガロ」が数十冊、棚に残っている。

先ほど、ひさびさに蛭子能収氏の特集号(「ガロ」1993年4月号、青林堂)を読みなおしたので、コンテンツのひとつであるエビス語録の一部をシェアしたい。交流のある知人たちが、それぞれ思い出に残る蛭子氏の名言を紹介している。

知人たちが厳選したエビス語録

ずっと前に、とっくに離婚をして二人の娘を抱えているのに「やまださんは旦那さんに食べさせてもらっとるんでしょ。楽でいいですねえ」と言われてしまった。──やまだ紫

初対面で「あなた、猿に似てますね」といわれて、物凄くショックをうけた。──編集部 高市

うちの事務所に蛭子さんが遊びに来た時、突然「ポケットに入っとった五百円がなくなった」と言われた。「捜しましょう」とボクが言うとニヤリッと笑って「いいです、みうらさんにあげます」と完全に疑われた。──みうらじゅん

池袋を一緒に歩いていた時、パチンコ屋からパンチパーマの人が出て来て、いきなりチョコレートをバッと投げ捨てて去って行った。するとエビスさんはすかさず駆け寄ってチョコレートを拾い「食べますか」と言って私に差し出した。──編集部 手塚

実は蛭子さんは富豪である

ここで紹介できない内容が多いが、この他にも多数名言が収録されている。気になる方はぜひ漫画雑誌に強い古本屋でチェックを。同時収録されているロングインタビューのタイトルが「オレが死んだら食べてもいいよ」なのもグッときた。

ちなみに、「スーパージョッキー」等のテレビ出演効果もあり、当時の年商は3400万円と蛭子氏本人が語っている。

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