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最近、ナチュラルヴィレッジに携わるようになり、関係しそうな情報を意識的に収集しているのだが(エヴァーノートに溜めている)、知人の構成作家・谷崎テトラさんがやっているINTER FM「EARTH RADIO」と連携したコロカルの連載に、興味深い記事を見つけた。

森林を活用した循環型社会とは

「雲の上の町」という異名を持つ標高1455mの高知県梼原町の記事で、梼原町は人口4,000人と、ナチュラルヴィレッジが最初のエコヴィレッジをつくる予定の北海道豊浦町とほぼ同規模なところが興味深い。

梼原町は林業、豊浦町はホタテの養殖やイチゴ栽培と、地場にある産業は異なるが、再生エネルギーの考え方など、非常に参考になった。写真は梼原町総合庁舎(デザインは隈研吾氏)だが、町役場の概念を覆すビジュアルである。

梼原町が目指しているのは森林文化社会だ。下記にそのコンセプトを引用する。

これだけ山と森に囲まれたまちは、森林文化社会を目指している。森林文化社会とは、森林をベースとした地域資源を有効に連携させた地域社会のこと。

その成果として、平成21年には環境モデル都市として認定された。共生と循環の思想を大切にして、サステナブルなまちづくりを進めてきたからだ。

(中略)

木材の地産地消はもちろん、「ただ切って売るだけではなく、森の多様な側面に注目すると、可能性がたくさんあることに気がつきました。それが森林文化社会の本質です」というように、間伐助成、木質バイオマス(ペレット)、森林セラピーなど豊かな森を活かし、循環型の仕組みを推進。

これにより、日本で初めて、団体としてFSC(森林の環境保全に配慮し、地域で経済的にも継続可能なかたちで生産された木材に認証を与える国際的な機関)の森林認証を受けた。
引用元:http://colocal.jp/topics/rebirth-project/earthradio/20130111_14131.html

梼原町だけでなく、「土佐山ジンジャーエール」や「キミガイイ(卵)」などを展開する土佐山も気になるので、近々高知には視察に行きたいと思う。

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