今朝、紀伊國屋書店全店データ(パブライン)をチェックしたところ、6月13日までの発売4日間で、元少年A『絶歌』(太田出版)の初版10万部は、ほぼ完売状態であることがわかった。
【関連記事】
元少年A『絶歌』(太田出版)が発売されたわけだが / 「神戸連続児童殺傷事件」犯人・酒鬼薔薇聖斗の手記
実売予測は9万部を突破
紀伊國屋書店のシェアは約5%であり、数字を20倍すると全体が推測できると言われている。実売予測は9万部を超えており(4520冊×20)、増刷分の刷り上がり待ちという状況だろう。
悪いことをしたという気持ちがない
遺族はもちろん出版中止、回収を求めており(遺族のコメントは下記を参照)、元少年Aだけでなく、版元の太田出版にも批判が殺到している。
「先月送られてきた彼からの手紙を読んで、彼なりに分析した結果をつづってもらえたことで、私たちとしては、これ以上はもういいのではないかと考えていました。出版はそのような思いを踏みにじるものでした。文字だけの謝罪であり、遺族に対して悪いことをしたという気持ちが無いことが、今回の件でよく理解できました」
引用:朝日新聞デジタル
私は買わないが、この勢いなら、少なくとも30万部くらいはいくと予想される。30万部に到達すると、元少年Aには税込5000万円弱の印税が支払われ、太田出版も1億5000万円程度の利益を得る計算になる。さらに両者への批判は高まりそうだ。