東京・千歳烏山&久我山エリアに長く住んでいると、どうしても飲食店に関しては千歳烏山に目が行ってしまう。久我山で他エリアの人にもよく知られている有名店は、見たことのない高級魚が並ぶ、駅前の「器楽亭」くらいだろうか(※値段も高いので普段使いはしづらい)。
久我山で気を吐く孤高の焼鳥店
ただ、ここ数年で、久我山にもカフェができたり、ベーグル屋ができたり、地味に動きがある。中でも紹介したいのは、2014年の夏にできた、駅前のテイクアウト専門焼鳥店「鶏のふっちゃん」だ。
実は、外観が謎すぎてずっとスルーしていたのだが、たまたま素材へのこだわりを知り(店頭では全くアピールされていない)、先日買ってみたら大当たりだった。外観は、地元の方(?)のツイートを引用。
こないだすぐ近くに大山鶏を使った焼鳥居酒屋「すみれ」がオープンしてしまい、ちょっと今後が心配なので、微力ながらここでそのこだわりをアピールしておきたい。
十文字チキンカンパニーの鶏肉を使用
「鶏のふっちゃん」の一番のこだわりはやはり鶏肉で、抗生物質不使用の国産鶏肉のみを使用している。主に岩手県の十文字チキンカンパニーの鶏肉を使っているようだ。
大山鶏はブランドはあるが、抗生物質が多いし味も普通なので使わない(公式にも発表されているが、大山鶏は生後28日までは抗生物質を使用している)など、素材選びのプロセスにも気骨を感じる。
有名地鶏も歯ごたえが強すぎるので避けているようで(名古屋コーチンなどはすごい弾力だ)、確かにここの焼鳥は、冷めても柔らくて食べやすい。
たれも化学調味料不使用
たれでひと通り食べたが(砂肝は塩がデフォルト。だいたい1本100円か120円)、安定して旨い。特に白レバーと鶏皮は毎回頼んでしまいそう。長く飽きずに食べてもらうために、化学調味料も使っていないようだ。
焼鳥以外にもメニューはあり、唐揚げが100g(3個くらい)で200円。鶏メンチカツやコロッケが1個100円。昼には数量限定で焼鳥丼(500円)も販売している。
長く続けてほしい店なので、今後、週1回は顔を出すようにしたい。あと、十文字チキンカンパニーの鶏肉も通販で取り寄せたので、別の機会に紹介する予定。
店舗情報
「鶏のふっちゃん」
住所:東京都杉並区久我山4-1-1
※京王井の頭線久我山駅徒歩1分
定休日:日曜日
電話:03-3331-7499
営業時間:11:30~19:00