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知人が編集担当ということもあり、評論家・宇野常寛氏が編著した『ものづくり2.0 メイカーズムーブメントの日本的展開』(角川書店)を読んでいるのだが、川口盛之助氏が紹介しているヤクルトレディの話が興味深かった。

ホスピタリティは簡単にコピーできない

昭和のビジネスという印象だったが、現在、世界には4万人のヤクルトレディがいて、1日約2500万本の商品を配布しているそうだ。ブラジルやインドネシアでも、しっかり地域に根付いているらしい。

商品だけならすぐにコピーされてしまうが、「お婆ちゃん、元気?」と声をかけながら配るホスピタリティとセットになると、なかなかコピーできないし、廃れることもない模様。その気になれば、他のものを追加で売ることも可能だろう。

猛追を始めたDANONE

ただ、ここにきて、ヨーグルトでおなじみのDANONEが、ダノンレディという類似サービスを開始。独占状態が崩れつつあるとのこと。あのグラミン銀行と組んでブランド化しているらしく、特に途上国では強そうな印象である。

ダノンレディが自宅に営業に来る日も、そう遠くないかもしれない。

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