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発売中の「モーニング」(リンクはKindle版)に、ちばてつや賞出身の新鋭・鶴谷香央理氏の読み切り漫画『ル・ネ』が掲載されている。おそらく漫画では珍しい、「香り」をテーマにした作品だ。

金沢弁とともに進む無垢なストーリー

著名な調香師の父を持つ少女(パリに移住した両親にはついていかず、金沢で祖母と暮らしている)が、香りで人助け(?)をしようとするストーリー。

田舎ののんびりした時間と閉塞感、香りとリンクする記憶、調香師という特殊な職業、少女の天才性など、共感性の高い要素が短いページ数に凝縮されている。続きが気になる余韻もあり、ぜひ連載で読んでみたい。

昔、ホストの知人から「いつも一緒にいたいという客には、代わりに俺と同じ香水をつけてもらっている」と教わって最高にキモかったが、香りは時と場合により、視覚からの情報以上に記憶に残るものである。

「しりとりコ」として同人でも活動中

ちなみに鶴谷氏は、漫画家のウラモトユウコ氏&オカヤイヅミ氏と、しりとり漫画ユニット「しりとりコ」を結成しており、同人でも活動している。

しりとり漫画はウェブでも公開されているので、気になる方はこちらもチェックすべし。

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