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献本いただいた谷本有香氏の『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』(KADOKAWA)を読んで知ったのだが、外資系トップのあいだで「散歩ミーティング」が流行っているそうだ。

名だたる創業者が散歩ミーティングを支持

アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏、フェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグ氏、ツイッターの創業者ジャック・ドーシー氏などが、散歩ミーティングの支持者として知られている。

ランチミーティングが「食事」と「ミーティング」のマルチタスクだとすると、散歩ミーティングは「健康維持のための運動」と「ミーティング」のマルチタスクである。

横に並んで歩くことで、一体感が生まれやすく、コミュニケーションもとりやすくなるようだ。確かに、取引先にプレゼンに行く際、ビル前ではなく駅で集合して軽く打ち合わせながら向かうと、一体感が増す気がする。

心拍数の増加により集中力と生産性も向上

また、健康だけでなく思考という面でも散歩は効果的だという。

「フィットネス専門家の研究によれば、人間の思考力は単に立ち上がる程度の動きを加えたり、少し歩いたりするだけで向上するそうです。心拍数を少し増加させることで、より多くの酸素が脳に届けられ、集中力も生産性も増すのです」(谷本有香『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』より)。

ミーティングだけでなく、アイデアを生み出すのにも散歩は活用できそうである。ただし、夏場は熱中症にご注意を。

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