最近、出版エージェント仲間と、出版関係の勉強会を月イチで開催している(会費等はなく、各自がお茶代を払う形式)。
メンバーは出版が決まっている方か、出版が決まりそうな方のみで構成されている。この勉強会が非常に有意義で、なぜなのか理由を考えてみたのだが、月イチ開催で、固定メンバー制(6〜8名)なのが要因ではないかという結論に達した。
自由参加型の勉強会はセミナーになりがち
自由参加型(毎回メンバーが変わる)の勉強会だと、シェアされたことを実践してフィードバックすることが難しい。結果として、主催者側に、一方通行で知識をシェアされるかたちになる(つまり、ただのセミナーである)。
勉強会の価値は議論やフィードバックにあるはずだ。一方、月イチの固定メンバー制だと、議論はもちろん、各自が「やること」を決めて、やってみた結果をフィードバックするという繰り返しが非常にやりやすい。
フィードバックが議論や次のフィードバックを生む
勉強会でシェアされた内容(例えば、「LINE@の開封率が優秀」「facebook広告が意外と効果的」など)の中で、各自が気になったものを実践するかたちが多いのだが、「1日500円で、1カ月にこれだけいいね!が増えた」など、実践した人のフィードバックが、これまた参考になる。
そしてそれが次の議論(ターゲッティング設定はどうやったのかなど)やフィードバックを生み、好循環が生まれていく。
シェアした知識や体験がさらに磨かれる
本のPR方法などを含めて、私も知識や体験を全力でシェアしているが、議論でさらにいい案を思いついたり(各自が何かのプロなので意見も鋭い)、実践したメンバーからフィードバックを得られたりするので、貴重な勉強の場となっている。近い将来、この勉強会からベストセラーが生まれる予感もある。
オンライン(スカイプミーティング)でもおそらく同じことは再現できるため、地方の著者候補たちとの勉強会グループも、来年ひとつ立ち上げられたらと思っている。